料亭「冨茂登」
時代とともに宝来町の町並みも変わりました。お店も移転を期に、料亭「冨茂登」として生まれ変わり、京子の次男で現在の店の主人である 尾形 有司 によって新たな名物料理をご提供することができるようになりました。
山口瞳さんがお気に入りだった「烏賊の糸造り」をはじめ「いくらめし」や「根ぼっけの西京焼」など。また、函館ならではの新鮮な魚介をご用意しています。
大女将、尾形京子が日頃申していますのは「お客さまへの感謝の気持ち」を第一に考えることです。それは、京子が芸者時代に培った最も大切な経験かもしれません。
毎年夏になると高田屋嘉兵衛祭が行われます。この祭りは嘉兵衛の没後150年にあたる昭和51年に京子をはじめ地元の人々が企画し盛り上げてきたもので、この時ばかりは宝来町もかつての賑わいをみせます。
ぜひともこうした、歴史に想いをはせながらお料理をお楽しみいただければ幸いです。